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3月の真夜中、こどもたちは故郷の光を目指す 「30kmオーバーナイトハイク」が象徴する、これからの時代の歩み方
冬の寒さが尾を引く3月、なぜ、あえて「真夜中」に歩くのか。 2026年3月28日から29日にかけて開催された自然体験プログラム「30kmオーバーナイトハイク(以下、ナイトハイク)」。小学3年生から6年生までの計10名が夜を徹して、出雲崎駅から柏崎の市街地までの道のりの踏破に挑む。 本プログラムにスタッフとして初めて参加した筆者は、前述した疑問を抱いていた。なぜ、あえて「真夜中」に歩くのかーー。しかし、暗く、寒く、いつもより長く感じたあの一夜は、変化の激しい時代を生きるこどもたちにとって大きな価値になるだろうと振り返る。本稿では「ナイトハイク」の様子をレポートしたい。 午後6時半ごろに集ったこどもたち。まずは班に分かれてワークショップを行う。班全員の両手をかたどった線を引き、手で囲われた中央にそれぞれの班の目標を記す。そして両手の内側には目標を達成するために個人が何を「する」のか、一方で両手の外側には何を「しない」のか、各々が記した。 こどもたちは「つかれているひとに『がんばれ』と言う」「つかれてる人がいたらせなかをおしてあげる」ことを誓う
4月3日


こどもたちは「夢の中」へと誘われる かんじきを履き秘境の地を目指した自然体験会レポート
2026年の冬は、日本全国が歴史的な大雪に見舞われた。多くの人たちが連日の除雪作業にいそしみ、大人は身体の奥にたしかな疲労を感じていただろう。このイレギュラーな日々に、こどもたちもさぞ疲れているのではないか……。大人たちの心配は、こどもたちにとってまったくの杞憂であった。そのように感じた、とある1日について綴りたい。 2026年2月に開催された自然体験プログラム「雪山であったかラーメン」は1メートルを優に超える雪が積もった裏山を舞台に、かんじきを履き、普段は立ち入れない雪山を登る。そして山頂でラーメンを作って食べるという野心的な企画だ。 曹洞宗・鶏谷山「花栄寺」 プログラムの集合場所は柏崎市木沢(野田地区)にある曹洞宗・鶏谷山「花栄寺」。1日の幕開けとして、花栄寺二十七世住職・九里悠禅氏によるお経を拝聴する。 荘厳な響きに心を鎮めたのち、いよいよ雪山への挑戦が始まる。 当日に参加したこどもたちは異なる小学校区から集まった、男女合わせて計6人。もちろん「初めまして」な仲のこどもも多い。彼ら彼女らは2班に分かれ、荷物の運搬を分担する。お湯を沸
3月31日
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